孫正義は何を発明したか。戦略的シナジーグループへ
[ad#co-1]孫正義は何を発明したか。たった1つあげるならば。
チップではなく、ソフトではなく、ハードでもなくて、300年間成長し続けるかもしれない組織構造を発明した。
会社を、グループを、息絶えない、進化し続ける、そういうグループ構造を発明した。
会社体としては初めて。
戦略的シナジーグループである。
20世紀の会社、組織というのは、大量生産。大量販売。安さ、技術を競争する。
ブランドはシングルブランドで、大きければ大きいほうがいい。
会社組織はピラミッド型。中央集権。
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私はそれをWeb型組織、分権、超高速スピード意志決定。
管理型・支配型ではなくて、自立・分散協調型にしたい。
出資比率だって、51%持って初めて自分の会社だ、という思いを持たない。
100%子会社なら自分の会社。そうでなかったら自分の会社ではない、という意識を持たない。
20%から40%ぐらいの資本提携をした、同志的結合の集団を作りたい。
パートナー戦略。
同志的結合というのは、資本的結合として20%から40%の持ち株比率。アリババにしろタオバオにしろ、レンレンのOPIにしろグループ会社ありますけども、20%から40%でいい。
支配しなくてもいいじゃないか。
支配しようとするから中央集権になる。中央集権だから、それがボトルネックになって大企業病になる。
私がイメージしている組織体の図はこういうことです。
戦略的シナジーグループがどんどん分散・分権型で、自立している。
分散型で、そして協調しあう。
だからこそ自己進化する。自己増殖する。
誰か中央集権を持ってコントロールするのではない。
ソフトバンクというのはただの投資会社だ。よくこれを理解していただけないほとんどの人にそういう非難を受けます。
私はいずれあなたがたも理解する時が来るでしょう。300年以内には。
そういうふうに腹の中で思っております。
30年以内に5000社くらいにしたい。
自立・分散協調型の戦略的シナジーグループを。
今日現在約800社です。
本当に数えたのか?
嘘でも800です。
(笑い)
ちゃんと数えた。ちゃんと数えて800です。
これを5000社にしたい。
私は19歳のときに人生50ヵ年計画というものを作りました。
20代で名乗りを上げる。自分の業界に名乗りを上げる。会社を興す。
30代で軍資金を貯める。1000億2000億という規模の軍資金を貯める。
40代でひと勝負かける。1兆2兆と数える規模の勝負をする。
50代である程度完成させる。モデルを完成させる。
60代で継承する。
この5つのステージの50ヵ年計画を19歳のときに作りました。
いま52歳。
60代になったら次の経営陣にバトンを渡さなければならない。ある意味ソフトバンクの最大の危機はそこにあるのかもしれません。
突然その日を迎えるのではなくて、準備をしたい。
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