完璧を求めるな!75%の情報があれば決断するには十分
必要以上に情報を欲しがる人のことを
「インフォマニアクス」と呼んだりします。
そのような人や、そのような風潮のある会社組織は
、何かを決定する時に、データや統計、
大量の分析資料を優先します。
誤解しないでください。
ほとんどの場合、その手法は正しいです。
ただ、極端に情報を求めないように気をつけたいものです。
普通のビジネスでの意思決定では特にそうです。
できるだけ正しい決断をするために、
十分な情報が欲しいと思うかもしれませんが、
一体どれだけあれば十分なのでしょうか?
大事なのは、どれくらいになると情報過多
なのかということです。
たとえば、必要な情報の半分しかもっていないとしたら、
おそらく意思決定をするには足りないと思うでしょう。
それで決断するのは、リスクが大き過ぎると
思うのではないでしょうか。
[ad#co-1]しかし、99%の情報が手に入るまで待つのも、
リスクが大き過ぎます。それでは損をすることが多いです。
意思決定をする前に幅広く深い情報を集めようとすると、
このようなことがよくあります。
A)お金がかかり過ぎる
B)時間がかかり過ぎる
このような状態を「分析麻痺」と呼ぶ人もいます。
競合他社より一歩先を行くような、
フットワークの軽い会社にしたいと思っているなら、
これはかなり大きな障害です。
意思決定に時間がかかると、
その分チャンスを逃すことになり、
リスクが大きくなります。
ライバル会社に追いつかれたり、
下手すると抜かれることにもなりかねません。
私は、決断するのに必要な情報の量は、
およそ75%だということがわかりました。
たとえば、将来的に顧客になりそうな人が、
「契約するなら融資の限度額を引き上げてくれ」
と言ってきたとします。
[ad#co-1]もし取り引きに失敗したら、
会社にとってかなりのリスクになるような
金額を要求されています。
そのような場合、決断をするために
どの程度の情報が必要でしょうか?
75%の情報が必要だとしたら、
相手は実績がしっかりある信用のおける
会社だということが証明できるような情報が必要です。
また、支払い能力があることを確認するために、
会計の資料も見せてもらった方がいいでしょう。
100%の情報が必要だとしたら、
財務の最高責任者や監査役などに、
過去2年分の納税申告書と損益計算書を見せてもらい、
説明をしてもらう必要があります。
すべてをやれば、その会社に関することをすべて知り、
十分な情報を元にした決断ができるでしょう。
[ad#co-1]しかし、そこまでやっていたら、相手と将来的に付き合っていくチャンスを逃すかもしれません。
100%の情報を手に入れようとすると、
そこまで面倒な情報の提供を求めない、
他の競合他社にお客さんを取られる可能性があるからです。
また、「一緒に仕事をするのが大変な会社」
という最悪のレッテルを貼られるおそれもあります。
動きの速い業界では、そのようなレッテルをはがすのは難しいです。
つまり、意思決定をするのに十分な
情報を得ようとする時には、
そのリスクと将来的に得られる
報酬のバランスを取らなければなりません。
自分の会社が本当に危険な目に遭わないようにするには、
どこで見極めればいいのでしょうか?
たとえば、新しい製油所を建設する場合は、
必要なことをすべて確実に知るために、
お金も時間もかけた方がいいでしょう。
決断力に優れている人は、
情報について慎重に議論する時間をかけません。
変動する数字は、そこまで重要な要因として
取り扱わない人が多いです。
しかし、ビジネスで決断をする場合は、
[ad#co-1]ほとんどが75%の情報があれば正しい決断ができると思います。
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