Googleの新CEOはインド人!!サンダー・ピチャイ!最後に勝つのは人に好かれる人

Googleの新CEOはインド人!!サンダー・ピチャイが愛される理由

Sundar Pichai, senior vice president of Android, Chrome and Apps at Google Inc., speaks during a keynote session at the Mobile World Congress in Barcelona, Spain, on Monday, March 2, 2015. The event, which generates several hundred million euros in revenue for the city of Barcelona each year, also means the world for a week turns its attention back to Europe for the latest in technology, despite a lagging ecosystem. Photographer: Simon Dawson/Bloomberg *** Local Caption *** Sundar Pichai

グーグルの新CEOを務める

サンダー・ピチャイとはどういう人物なのか。

現在43歳の彼は入社11年目。

彼はインド南部の人口400万人の街、チェンナイで育った。

母親は速記者として働き、父親は電気エンジニアで、

部品の組み立て工場を経営していた。

一家の住まいは二間のアパートだった。

弟と二人でリビングで寝ていた。

ピチャイ家には自動車が無く、

サンダーが12歳になるまで電話も無かった。

学業優秀だったサンダーはインド工科大学で

エンジニアリングを学び、

奨学金を得てスタンフォード大学に進んだ。

そこで博士号を取得し、研究者になるつもりだったが、

途中でシリコンバレーの

半導体メーカーApplied Materialsで

エンジニアの職を得て大学をドロップアウトした。

2002年にビジネススクールのウォートンに進み、MBAを取得。

マッキンゼーでコンサルタント職を務めた後、

2004年からグーグルでの仕事をはじめた。

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グーグル入社後はまず、

検索ツールバーを担当する小さなチームに所属した。

グーグルが自社製ブラウザを開発する

というアイデアはサンダーの発案だった。

ペイジとブリンはそのプロジェクトに賛成したが、

当時のCEOのエリック・シュミットは反対したと、

ビジネスウィークは伝えている。

シュミットはブラウザ・プロジェクトを高くつく

厄介事だと考えたようだが、

その後、Chromeは大成功を納め、

今や世界の市場シェア45%を獲得している。

サンダーはまた、Chrome OSの開発にも貢献し、

GmailやGoogle Drive、Google Mapsなどのコア事業を監督。

2013年にはAndroid OSの責任者となり、

モバイル限定だったAndroidをスマートウォッチやテレビ、

自動車といった領域に拡大した。

サンダーは低価格帯のスマートフォンを

新興国市場へと広げたいと考えている。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、

サンダーを入社当時から知るウェスリー・チャンの

コメントを取り上げた。

「彼はこの12年間で素晴らしい業績をあげ、

現在の地位を築いた。

彼は常に人々が望むものを立ち上げてきたんです」
サンダーは過去2年間、グーグルの開発者会議で

同社の顔役を務め、カンファレンスでは司会進行役を務めた。

サンダーの存在は以前から広く業界の関心を集めていた。

ツイッターは2011年当時、

サンダーを引き抜こうとしていたとの報道もある。

テッククランチは先月の記事で

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「ツイッターの新CEOになるかもしれない13人

」のリストにサンダーを入れていた。

また、サンダーの名はスティーブ・バルマー辞任後

のマイクロソフトのCEO候補としても挙げられていた。

FBRキャピタルのアナリスト、ウィリアム・バードは

「経営陣はサンダーをグーグル社内に引き留めるために、

彼を昇進させた」とMarketwatchの記事で推測している。

サンダーのリーダーシップとは、どのようなものなのだろう。

報道によると、彼は控え目で、人々に共感を示し、

支援を惜しまない態度で、難しい判断を行っていく

タイプだという。

サンダーは対立することを避け、協調の大切さを力説する。

彼は常にチームのメンバー全員に、

仕事の意義を理解させることを徹底する人物として知られる。

グーグルの製品マネージャーだったミニー・インガーソルは

「彼は常に人間関係を良好に保つ人です。

彼のことを悪く言う人はいません」

と、ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に答えている。

また、サンダーはラリー・ペイジの

右腕的役割を果たしたことでも知られている。

ビジネスインサイダーは、彼のスピード出世について、

このようなエピソードを披露した。

ある日、部長達が社内の秘密プロジェクトについて

ミーティングをしていると、

ペイジが割り込んできて、全く関係のない話をはじめ、

そのまま部屋を去ってしまったことがあった。

すると、サンダーが部屋に入ってきて、

ペイジが何について話していたのかをみんなに説明した。

「ペイジがモーゼだとすると、

サンダーは(モーゼの兄の)アロンの役割なんだ」

と関係者はコメントしている。

この話はサンダーが「ペイジの考え」

の代弁者であることを物語っている。

今後、サンダーは多くの課題に直面するだろう。

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スマートフォンユーザは今後、

検索よりもアプリに多くの時間を割くようになる。

この事はAmazonを後押しし、

ユーザはより少ないステップで物を買うことができる。

恐るべき競合であるFacebookも膨大なユーザーデータを持ち、

グーグルよりも効率的にそれを活用するかもしれない。

しかし、サンダーは少なくともグーグル内部では無敵の存在だ。

彼と8年間を過ごした同僚の一人はこう話している。
「サンダーを嫌いな人、またはサンダーが馬鹿だと考える

グーグル社員は一人もいませんよ」。

フォーブスは昨年、サンダーの昇進に関する記事を、

あるベンチャー・キャピタリストの言葉を引用して

締めくくった。「最後に勝つのは人から好かれる人物なのです」

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