ウーバーVSリフト 配車アプリ戦争が激化
配車サービスの分野でUberは圧倒的優位に立っている。
しかし、ライバル企業のLyftも健闘している模様だ。
Wefiのアナリストの調査によると、
Lyftユーザーのアプリ起動率はUberユーザーのそれより高い。
また、Uberユーザの中でLyftのアプリもインストールしている
ユーザーはここ数ヶ月で明らかに増加しているという。
これらはLyftがUberのマーケットシェアを奪っていることを
示していると言えるだろう。
両社は2012年以来、競合関係にある。
今回の調査データはWefi Inteligenceにより
フォーブスに提供された。
Wefi社は匿名化されたモバイルユーザの行動データを
追跡している。
同社は創業当初、無料WiFiの接続先を探すアプリを
ローンチしたが、その後、パートナー企業のアプリを
インストールしたモバイル端末の行動分析を行う
アナリティクス企業として成長した。
同社のデータ収集エンジンは米国内の約100万台の
Android端末上で動作しており、そのうち10万4,000台の
端末が配車アプリを今年の5月までの間に
インストールしたという。
その中でUberが最も多くインストールされており、
分析した携帯の約6%にインストールされている。
一方、Lyftは1%前後であるが、WefiによればLyftには異なる
アドバンテージが存在する。
[ad#co-1]Lyftアプリをインストールしたユーザー使用率は
Uberアプリをインストールした人に比べて、
より高い割合にて使用される傾向が見られる。
LyftはまたUberからユーザを奪っているかもしれない。
2015年の最初の4ヶ月でUberユーザの内、
Lyftアプリもインストールした人の割合は6%から10%へと
増加した。
LyftのCEO、ローガン・グリーンは1月に同社が2014年に
Uberから市場シェアを奪ったと述べた。
Wefiのデータからはユーザーが実際に乗車予約を行ったかを
知ることはできないが、少なくとも、Uberユーザーが他の
選択肢を検討していることは明らかだと言える。
オースティンやサンフランシスコ等のいくつかの街においては、
Lyftの「エンゲージメント率」、つまりアプリを実行した人の
人口比率は、Uberの約半分に達している。
[ad#co-1]Uberの売上はLyftの12倍というデータもあるが、
それに比較するとかなり良い数字だと言える。
Wefi社の分析はAndroidユーザのみに限定されている点で、
不完全なデータかもしれない。
しかし、この調査はLyftに対しUberに対抗する手がかりを
与えるかもしれない。
UberからLyftに移行したユーザを足がかりにして、
それらのユーザーがアプリを使用し続けることを
促進する施策が有効かもしれない。
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