販売台数はアップルウォッチ以上 Fitbitの株価が13%急騰
フィットネス関連の業者にとって、
2015年は飛躍の年となりつつある。
米国民は2500億ドル(約30超円)を
健康関連に費やそうとしている。
フィットネスは最近、新しい贅沢品になった。
体こそがトレンドを作るのだ。
しかし、特にある分野の企業にとって、
未来は格段に明るく見える。それがFitbitだ。
6月30日に発表されたデータによると、
ウェアラブル端末企業のFitbitはライバルの
Apple Watchよりも多くの売上を示した。
これを受けてFitbitの株価は30日の取引にて13%以上も上昇した。
Fitbitの株価は今月初旬のIPOで50%以上も急上昇し、
そこからさらに18%の上昇を遂げている。
しかしRBC Captial Marketsの報告によれば、
この成長は始まりに過ぎない。
RBCは30日の朝にFitbitについて調査対象銘柄とし、
目標株価を45ドル(約5510円)と設定。
レーティングをアウトパフォーム
(インデックスより良い成績が見込める)とした。
RBCのアナリストであるマーク・スーは調査報告書で
「Fitbitはそのブランド力で成長を遂げ、
市場のリーダーとなった。ネットに接続された
健康関連製品の中で、Fitbitの存在感は際立っている。
我々は同社が長期に渡り、消費者に支持される
プラットフォームを構築する機会を得たと信じている」
と記載した。
[ad#co-1]2014年にFitbitは前年比175%増の売上を記録した。
RBCは同社が2015年度は83%、
2016年度には23%成長すると予測する。
この予測はFitbitが今年1600万台の端末を出荷し、
いずれは活動計と睡眠計のサービスを拡充するとの
見方に基いている。
(出荷台数は2014年度を43%上回ることになる)。
RBC社のスーはさらに次のように述べている。
「世界的な健康市場の成長でFitbitの売上は2017年度には
23億ドル(約2820億円)、年平均成長率は45%に
及ぶかもしれない。我々はFitbitがウェアラブルの
カテゴリからさらに幅広い分野に進出すると予測している。
米国でのこの市場の成長は海外へと広がり、
グローバルでの売上が25%に及ぶことになる」
スーはJawboneやGarmin、アップルウォッチ等がFitbitの
競合であると認めた。しかし、
「多くの人がアップルウォッチとの競合を懸念しているが、
我々はスマートウォッチの購入者は活動計や
フィットネス・トラッカーの購入者とは異なると考える」
と述べた。RBCの調査によると、スマートウォッチよりも
フィットネス・トラッカーに興味を持つユーザーの
ほうが多いという。
少なくとも5月の売上データはこの見方を補強している。
調査企業のスライス・インテリジェンスによれば、
Fitbitは5月に85万台の端末を販売した。
これは同期間におけるアップルウォッチの販売台数、
77万7千台を上回っている。
[ad#co-1]さらにスーは次のように述べた。
「我々も数年前にウェアラブルが市場に登場した頃は、
懐疑的な見方だったが、現在、90万台以上の端末が
売れるようになり、市場は現実的な基盤に到達した。
ウェアラブルはアーリー・アダプターのものから
一般的な製品になろうとしている。
個人の健康管理において、その利点が明白になり、
価格も安くなったことで、さらに市場は拡大している」
RBCの調査によると、活動計やフィットネス・トラッカーの
市場は現在250億ドル(約3兆円)であり、
難なくその倍の500億ドル(約6兆円)に逹するという。
RBCのリポートの公開とFitbitの5月の売上報告を受けて
、Fitbitの株価は6月30日正午の時点で10%近く上昇。
午後3時には13.1%の上昇となった。
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