世界のインターネット普及率、16年末までに人口の約半分に=国連

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[ヨハネスブルク 22日 ロイター] – 国連機関の国際電気通信連合(ITU)が22日公表した報告によると、モバイル機器の通信網拡大と価格低下を背景に2016年末までに世界の人口の約半分に当たる35億人がインターネットを利用するようになるものの、普及の中心は引き続き先進国に限られるようだ。

世界のインターネット普及率は現在47%。

ただ先進国では人口の約80%がインターネットを利用しているのに対し、この比率は開発途上国では約40%、途上国の中でも特に開発が遅れている後発開発途上国(LDC)ではわずか15%未満という。

報告は「第3世代(3G)および4Gネットワークの世界的な普及により、インターネットの利用はより多くの人に広がっている」と説明。

その上で「LDCにおける現在のインターネット普及率は、先進国が1998年に達した水準にとどまり、20年近く先進国に後れを取っている」と指摘。

サービスや遠隔地のインフラ整備コスト、携帯電話の利用料金が高額なことが理由と分析している。

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