テイラー・スウィフトが中国共産党の逆鱗に触れる?天安門事件を想起させるアルバム「1989」を引っ提げた中国公演に規制の可能性―米メディア
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テイラー・スウィフトは今年、上海を訪れる予定だが、その最新アルバムとインターネットを通じて売り出すファッションブランドの名称が中国当局の逆鱗(げきりん)に触れる可能性がある。
昨年10月に発売されたアルバムのタイトルは、自身の生まれた年にちなんだ「1989」。本人の名前の頭文字は「T.S」で、これを見た人には1989年6月4日に北京の天安門広場で起きた天安門事件を連想させる。天安門広場を英語表記した場合の頭文字も「T.S」だ。
天安門事件に関わった当時の学生リーダーの1人は「スウィフトさんと1989年との縁はとても不思議だ」と述べ、「中国当局は間違いなく1つの試練に直面することになる。1989年をイメージさせるものは、どんなものでも人々に天安門事件を思い出させる」と指摘する。また、ある評論家は「スウィフトさんが意図したものなのかは判断できない」としながらも、当局が万が一を考えて実質的な抑えつけに乗り出す可能性は捨てきれないとの見方を示し、「中国公演が予定通り行われた場合、ファンは『1989』の文字が入ったTシャツを着てコンサートに行くだろう。事なかれ主義の立場に立つ当局の責任者は、きっと規制をかけるはずだ」と述べた。
中国ではこれまでも西側の歌手や音楽グループに対する規制やコンサート中止の措置が取られている。
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