薄毛のはじめの対策は頭皮環境正常化

薄毛のはじめの対策は頭皮環境正常化

育毛剤のCMやパンフレットでよく聞く「頭皮環境正常化」というコトバ。しかしこれはいったいどういう意味なのでしょうか?正しい用法を調べてみました。

薄毛の直接的な原因にはならないが阻害要因にはなる

まず頭皮環境正常化とは、以下のように定義されます。
・抜け毛がない
・フケ、痒みがない
・脂っぽくない
・匂いがしない

一見普通ですねw。当たり前すぎて「それがいったい。。」という感じです。
間違えてはならないのは頭皮環境正常化というのは薄毛の根本的な原因ではありません。
例えばインド人のようにあまり清潔な環境におかれていない人でも髪の毛はフサフサということがありますよね。先ほども書いたように薄毛の原因は、遺伝、男性ホルモン、生活習慣の3つに集約されます。
これらの原因を通り越して、単純に頭皮環境正常化だけに取り組んでも育毛、発毛対策にはなりません。

しかし、原因にならずとしても、髪の毛が成長する上での阻害要因になることは事実です。たとえば育毛剤によって髪の毛が成長する基礎が整ったとしても頭皮の環境が良くなければ成長をさまたげることになります。また、頭皮環境正常化は専門家の意見を仰がなくても自分である程度できるものです。

ですので、どのような薄毛の症状を改善していこうという方には、本質を理解して頂いた上でとりあえず頭皮環境正常化にチャレンジしてみるのがおすすめです。

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正常化=キレイにすることではない

頭皮環境正常化についてはいろいろと情報が錯綜しているので、その定義から私なりに法則をまとめてみます。

まず1番目にある「抜け毛がない」は、正常化されたあとの結果論になりますので、ここでは割愛します。4番めの「匂いがしない」というのも、匂いは頭皮にある脂から発するものですので、実際の対策として2番めの「フケ、痒みがない」、3番目の「脂っぽくない」、この2つの対策になってきます。

この2つをまず見た時、第一印象は「汚いから単にキレイにすればいいのでは?」と思うことでしょう。しかし、頭皮正常化とはキレイにすることではありません。頭皮は普通の皮膚と違って、皮脂の量も多いですし、ある程度の湿っぽさも必要で、多くの雑菌も潜んでいます。これを全部取り払ってキレイにするといったいどういうことになるでしょうか?
脂がなくなることで乾燥し、皮膚が剥がれやすくなり、今まで以上にフケが増えます。普通の皮膚の状態に近くなってしまうので、当然髪の毛が更に生えにくい環境になってしまいます。

大事なことは、皮脂の量や湿っぽさはある程度残しながら、余分なものだけを取り払うということ。これをキモにして具体的な対策へすすみましょう。

シャンプー+育毛剤の併用がベスト

頭皮環境正常化のファーストステップは毎日の洗髪について、見直すことです。
今使っているシャンプーでフケが多い、脂が残っているという状態であれば即刻変えるべきです。
買い替えのポイントは洗髪して乾かした後、それほどベトつかず、かつ髪の毛がしっとりしている状態になっているかということです。こちらは個人差があるので、いろいろと使って見ることをおすすめします。薄毛に悩んでいる人には、「根こそぎ汚れをとってしまう」系統のシャンプーはおすすめできません。適度に皮脂が残る程度のものがよいでしょう。

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