円形脱毛症
円形脱毛症は、ある日前触れもなく突発的に部分的に円形やマダラ状に脱毛、 もしくは引っ張ると簡単に毛が抜けてしまう症状であり、その大きさや面積は10円ハゲ程度のものから半分に至ったりと人によって様々です。 脱毛になること以外に体の他の部位に障害や症状が出ないことから、もっぱら精神的ななにかのダメージによって起こりえると考えられています。 日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドラインでは、肉体的/精神的ストレスがキーになって、髪の根元に対しての 自己免疫疾患ではないかと定義しています。 発症から3ヶ月~6ヶ月が進行期と言われ、6ヶ月以上で症状固定(慢性疾患)と定義されています。 アトピー性皮膚炎などとの合併率も高く、皮膚疾患の一つとして定義されています。
円形脱毛症の治療
治療においては皮膚科においてステロイド治療などされることが望ましいと考えられています。 もし急速かつ部分的に薄毛になってきた、という場合はまず皮膚科の先生の問診を受けた方がいいと思います。
主な原因
ストレス、生活環境の変化などに伴う精神的ダメージにともなって発症。遺伝などは関係がない。
こんな方があてはまります。
頭の一部分、もしくはマダラ状に毛がごっそり抜ける、もしくは引っ張ると簡単に抜けてしまう。 ある日突然症状が始まった
男性型脱毛症
いわゆる薄毛やハゲといわれる中で円形脱毛と2分するくらいの症状がこの男性型脱毛症です。 この原因は薄毛の3大原因のページでも書いたように、遺伝と男性ホルモンバランスが大きく影響していますが、 悪い生活習慣の蓄積によってホルモンバランスが崩れてしまい、この脱毛症を引き起こす可能性も指摘されています。
男性型脱毛症の特徴
一番に言えることが、円形脱毛症のように急激に進行することなく、徐々にゆっくりと進行していくということです。 また、髪の毛がごっそり全部抜けることではなく、今までと比べて細く、短くなってしまうことで髪の毛自体に元気がなくなり、抜けて行く頻度が高くなるのです。 ただし、全くのツルツルになるわけではなく、よく見るとうぶ毛が残っていることも特徴です。 さらに、円形脱毛症が人によってどこにでるのかわからないのに対して男性型脱毛症はある程度ハゲる場所が決まっているということです。 頭を上から見てはげている頭頂部、額の生え際、頭頂部の大きく3つにわかれています。
主な原因
遺伝をベースに男性ホルモンのバランス変化やストレス、生活習慣によって引き起こされる
こんな方があてはまります。
一度に抜けるわけではなく、以前から少しずつ抜け毛の量が増えてきた。
抜け毛は細く、短い弱々しいものになっている。
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