文字が認識できないトムクルーズ。その笑顔の裏には並々ならぬ努力があった。
「ミッション:インポッシブル(5)/ローグ・ネイション」
のプロモーションで来日したトムクルーズの
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ファンサービスが「神対応」だと話題になりました。
猛暑の中、汗だくになりながら徒歩1分の距離を
2時間かけてファンのリクエストに笑顔で応えるトム・クルーズ。
トム・クルーズには文字を認識できない障害がある。
常に笑顔で、ファンサービスを惜しまないことで有名なトム・クルーズですが、実は文字が認識できない「ディスレクシア」という障害を持っています。
ディスレクシア(英語: Dyslexia、ディスレキシアとも)は、
学習障害の一種である。
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難読症、識字障害、(特異的)読字障害、読み書き障害
ディスレクシアは学習障害
(LD)の一種です。学習障害とは、
知的には遅れがないにもかかわらず、
トムクルーズのように「読む」ことに困難があったり、
あるいは「書く」、「話す」、「聞く」、「計算する」
などの特定の分野での習得と使用に
困難な状態があるものを言います。
この人(トム・クルーズ)は
学習障害の中でもとくに失読症を負っており、
子供の頃には12年の間に15もみの学校を渡り歩いたといいます。
失読症の症状としては、
形が似た文字の区別ができなかったり、
読んだ文章の意味が理解できなかったり、
また、意図した文字を正確に書けないなどの症状がみられます。
症状は比較的軽いものから重いまで様々ですが、
トムクルーズの場合は決して軽いものではなかったようです。
トム・クルーズは学校の頃、
bとd、pとqの区別ができませんでした。
[ad#co-1]また、行を飛ばすなどして教科書を
うまく読むこともできませんでした。
そして高校までLDのための特別学級に入っていました。
トムクルーズは7歳のころにディスレクシアの診断を受けました。
読むことはもとより、本を読んでもその内容が
全く記憶に残らなかったとか。
また鏡文字(字が左右対称になってしまう)を書いたり、
字が読めないことで、周りの友達にからかわれ、
家では父親に叱責されることも多かったそうです。
そんなトム・クルーズを見守り続けた母と姉妹たち
トムが12歳の時に、酒を飲んでは暴れる
アルコール依存症の父親と、母親が離婚しました。
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母親は仕事を3つ掛け持ちしながら女手一つで
トムと3人の姉妹の4人の子供たちを育て上げました。
文字が読めなかったため、学校に宿題を提出する時は、
口述したものを母親に書き取ってもらい、
それを慎重に書き写していたとか。
暴力をふるう父親に殴られて育ち、
親の離婚後は極貧で育ったトムですが、
母や姉たちは温かく励まし協力してくれたようです。
僕にとって母と3人の姉妹たちは誰よりも近い存在だった。
彼女たちを笑わせるのが楽しかった。
母はいつも「トム、あなたにはすごい才能と可能性がある。
決してあきらめちゃだめ」と言ってくれた。
字が読めないために「劣等感の塊だった」
と後述しているトムクルーズですが、
家族の温かい理解と支えがあり、
持ち前の前向きさでいろいろなことに果敢に取り組みます。
彼は、得意だったスポーツには何でも挑戦し、
自分の弱点を補うための集中力も鍛えました。
[ad#co-1]俳優の試験に合格してからは、
せりふをゆっくり読んで覚えながらじっと
考え役のイメージを膨らませるようにしました。
弱点を逆に長所にしようと、他の人とは違った工夫をしたのです。
僕は絶対に諦めない。
そういう性質なんだ。
強いて言うなら“諦めることを諦めた”ってことになるかな
トムクルーズは常に出演する映画の完成度を上げるため、
全身全霊で役に臨みます。
ミッション・インポッシブルシリーズでは
スタントマンを使わずに、
自ら激しいアクションシーンにも挑戦しています。
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トムクルーズのあの笑顔の裏には
並々ならぬ苦労と困難がありました。
それを乗り越え、成功を掴んだのはトムの
人並み外れた努力の賜物があってこそと言えるのではないでしょうか。
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